省略名 | 1310 |
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状態 | 完了 |
カテゴリ |
工場連携 (10003) 工場間でデータ形式がそろえば |
作成日 | 2016年1月5日 |
作成ワーキンググループ | 国内外企業間の生産情報連携による変動への対応 |
環境変化の検知が遅れる理由としては、生産活動にかかわる企業間の情報連携が出来ていないために、異常に事前に気づかない、気づいた異常を関係部門へ伝達する手段がないことなどがあげられる。現状では、企業内の生産情報はシステム毎に管理されており、システムの利用目的以外での活用には精度が悪く使えない場合が多く、形式の違い、更新タイミングのずれ、などから連携も難しい。 工程進捗情報や所要情報、需給計画情報などの情報そのものの精度が悪い場合もあり、この場合は情報連携することで更に誤差が拡大する。更に、このような不確実な情報による不安感から人為的なブルウィップなどの現象により情報が過剰側に偏ることも多い。
[課題]
・連携する情報を実用レベルに維持し、信頼できる情報で連携できる「高信頼性需給情報連携のしくみ」の構築、・連携された情報による、従来の単独部門の情報だけでは早期発見が困難であった需給変動のリスクを予測する業務シナリオの具体化、・変動リスクに対応する企業間の協調業務シナリオの具体化。を実現していく必要がある。
需給情報を連携し見える化することにより、問題点を浮き彫りにできるしくみを構築し、実証実験を通して、実用精度の向上に向けた改善実施、連携できるデータモデル構造の構築を行い、維持継続できる業務シナリオに向けて業務内容をレベルアップしていく。
次に、各企業で構築したデータモデル間で生産情報を連携し、これまでタイムリーに確定できなかった需給情報が即時に確定され、シミュレーションによる様々な事象の予測をすることで、変化に事前に対応する業務シナリオの実証実験での検証を行っていく。
システムの提供だけでなく、そこで用いられる情報の品質を向上させ、品質を維持できるしくみを構築することで、つながる工場の情報連携効果を出せるSmartVisualizing、SmartEngineerig、SmartSupplyChainPlanningのしくみの構築を目指す。
更に、安価にかつ容易に活用できる生産連携プラットフォームを構築し、多くの企業が安定して活用できるクラウド環境とアプリケーション開発のエコシステムのしくみを構築する。