業務シナリオ

これではありません


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省略名 2L05
状態 完了
カテゴリ 設備連携 (10001)
設備間でデータ形式がそろえば
作成日 2016年6月14日
作成ワーキンググループ 企業間の生産情報共有による生産リソースの相互融通

現状と課題

◆世界経済の動向により、市場変動が激しくなっている。急激な増産により生産リソースが不足する工場・企業がある一方で、経済政策等により生産調整を強いられる工場・企業もある。
◆市場変動に柔軟に追従するには、複数の市場を有する企業群が生産リソースの過不足を相互に融通することで、それぞれの投資対効果を最適化することが可能であるが、実現に向けての課題は多い。
◆また、市場の短納期要求は厳しくなる傾向にあるが、ピーク対応の余剰な生産リソースの維持は固定費の増加によるコスト増を招き、且つ投資リスクが高い。


解決手段

◆汎用的な生産リソースを対象に、複数の企業・工場が人・設備・材料・工法(4M)を融通しあい、稼働率最大、短TAT納入、投資効率向上を実現する。
 ・生産リソースモニタリング(IoT化)
 ・生産予定/実績データを簡易に共有する便利ツールの構築
 ・工場間/企業間で生産リソース融通する予約と運用管理の簡易ツール実装
 ・リソース融通の取引ルール整備と商取引電子化


目指す姿

◆生産リソース活用企業(委託側)
 ・リソースが不足する生産工程の委託先候補を簡単に検索できる。(企業・設備・委託期間)
 ・生産委託したリソースの稼働状況・作業進捗をモニタリングできる。
 ・委託費用は、市場価格に連動した適正な費用であり、経理上の処理が簡易である。
 ・図面情報/加工ノウハウなど知財は適正に管理され、流出はしない。
 ・既存の業務システムとの親和性が高く、情報連携が容易である。
◆生産リソース提供企業(受託側)
 ・所有する生産リソースを委託側に簡単に公開できる(加工諸元、精度、ワークサイズ等)
 ・所有する生産リソースの予約可能状況を簡単に公開できる(3-6ヶ月先まで)
 ・受託した生産に関して、リソースの稼働状況を公開できる。