省略名 | 2C01 |
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状態 | 完了 |
カテゴリ |
工程連携 (10002) 工程間でデータ形式がそろえば |
作成日 | 2016年7月17日 |
作成ワーキンググループ | 人・物のリアルタイムなデータ収集によるタイムリーな生産計画変更 |
概要:多品種少量の製品組み立て工程において、作業者の作業実績や負荷状況がモニタリングされて
おらず、原因分析やカイゼン活動、急な生産計画の変更に対応しづらい状況がある。
人や物のセンシングを行い、タイムリー且つ自動的に生産計画(生産順、数量、作業員配置など)を
変更し、生産性を落とさないシステムを構築する。
課題:
1.日々の受注状況、作業員の突発的な休み、作業員の能力差、設備故障・メンテナンス、部材欠品
などにより、日次・週次の生産計画通りに生産が進まない。
2.作業者の作業実績や設備の状態が収集できておらず、作業中の異常や生産計画の差異などが
見えていない。
3.設備の実績データは、人手で行われていることが多く、工程ごとで情報の粒度が異なるため、
計画通り実施できたのか、実態はどうだったのかなどの判断が困難。
手段:
1.作業員の出勤状況・作業状況、設備状況など各工程(人・物)をセンシングし、作業員の能力、
設備の能力を数値化することで、生産計画を動的に管理する。
2.シミュレータなどにより算出された生産計画は、最終的に管理者の判断で最適解を選択し、
生産ラインにインプットする。
3.作業員のスキルチェック・教育・評価などにも活用できるように、作業員の能力も動的に管理する。
生産計画の変動要因(作業員の出勤状況・作業状況・設備状況・作業員の能力・受注状況など)に対し、
シミュレータなどを使用して、生産計画を動的に管理する。
また動的に管理された生産計画を実行し得る生産ラインを、バーチャル空間で予めシミュレートし、
現実の生産ラインにフィードバックする。