業務シナリオ

中小企業の水平連携と進捗の見える化


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省略名 2H02
状態 完了
カテゴリ 工場連携 (10003)
工場間でデータ形式がそろえば
作成日
作成ワーキンググループ 中小企業の水平連携と進捗の見える化

現状と課題

現状、中小企業では人手に依存した管理が多く、特に生産工程の進捗状況の把握は、そのための情報入力作業が生産現場において負荷になるため十分に行われていない。
そのため、課題として顧客から問い合わせがくる度に事務担当が、製造担当者を探して聞きまわるといった事態が発生し、結果として双方に負荷を掛け、顧客回答にも時間が掛かる。
加えて、前工程の進捗状況が見えないため、後工程に予定外の待ち時間や作業計画の見直しが発生してしまうことが多い。これは自社内でも起こるが、企業の壁を越えると更にその事態は悪くなる。


解決手段

従来、生産現場の負荷になっていた進捗情報入力をICカードなどを利用した作業指示書やセンサーで自動化し、現場運用をそのままに情報をリアルタイムに取得する。
その情報を企業間でシェアし、あたかも自社内工程のように他社の工程進捗情報を閲覧できるようにする。


目指す姿

生産現場担当者が追加作業をせずとも、自動的に各工程の進捗状況・情報が把握・管理できる。
その結果として、顧客からの問い合わせ対応の効率的な実施や、顧客がいつでも注文の進捗状況を見ることができるといったサービスを実現できる。
更に自社内だけでなく、連携する企業の壁を越えて生産進捗情報を共有することで、関係する工程の状況を踏まえた生産計画の効果的な見直しと対応ができる。