・製造現場では、工程にてQC・QAで管理される品質情報による異常のフィードバックは日単位・週単位等一定の期間で行われており、
異常の発見~対応までの間は異常期間(不良が発生し続ける可能性のある期間)となる。
→異常発見の早期フィードバックによる異常期間の短縮が必要。
・客先にて発生した不良・クレームは、発生の都度、製造面・設計面の両方から発生箇所・発生原因の調査を行っているが、高コスト・
長時間LTを要している。
→調査、対応までのコスト削減、時間短縮が必要。
①品質設計情報、製品品質情報、製造工程の4Mの状態のデータ化と共有化
・製品品質情報(管理項目・検査結果)のデータ化
・製品品質情報と4Mの紐付け・関連の管理し、クラウド環境で共有化・見える化
②製品品質情報のフィードバックの高速化(究極はリアルタイム)
・統計的管理(管理図)のIT化
・管理状態から外れた際の対象工程の伝達
3顧客不良・クレームから原因の高速トレース
・製品機能・製品設計・品質設計・製品品質情報の関連の紐付け
・不具合が発生した機能から紐付けされた情報を元に不具合発生箇所とその原因の高速検索
・特定された箇所・原因の工程の製品品質情報から同条件で出荷された製品の特定
・工程内不良の限りないゼロ化によるムダの削減
・不良発生時の発生箇所・発生原因の特定(推定)にかかるコスト・LTの削減