業務シナリオ

ベストマッチング


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省略名 2E01
状態 完了
カテゴリ 工場連携 (10003)
工場間でデータ形式がそろえば
作成日
作成ワーキンググループ 品質データのトレーサビリティ

現状と課題

部品メーカーからはスペック範囲内のOK部品が納入されているが、これらを使って組み立てた製品には性能のバラツキが生じている。
OK部品同士でも不具合が生じることがあるので、スペックを厳しくしたいが、コストアップになる。
OK部品同士でも組合せによっては最高性能が得られることがある。


解決手段

組立部品の性能に直結するクリティカルな部品スペックを明らかにして、最適な部品同士を組み立てるようにする。
部品メーカーからは、出荷検査データの内、その部品スペックをロットデータとしてではなく個々の部品に紐付けて提供してもらう。
組立メーカーはそれらのデータを活用し、最適な組合せを判定し組み立てる。例えばキッティングリストに最適な部品IDを反映して商品を組み立てる。


目指す姿

IVIのしくみを利用して、最適組合せで利益をあげる。
部品メーカー(前工程)から個々の部品の品質データを入手・活用し、最適な組合せを選択して生産する:
 メリット1:部品スペック(公差)の緩和による歩留まり向上→低コスト化
      (これまでのスペック範囲外の部品でも、マッチング次第で商品性能が満足できる可能性がある)
 メリット2:組立製品の性能アップ(”当たり”の製品を多く生産する)
      (商品の性能にとって重要なスペックを得るためのキーとなるパラメータが得られやすくなる)