業務シナリオ

機械製造現場におけるモノコト情報(TO-BE)


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省略名 機械製造のモノコト情報(TO-BE)
状態 完了
カテゴリ 工程連携 (10002)
工程間でデータ形式がそろえば
作成日
作成ワーキンググループ モノとつながる品質データ

現状と課題

機械製造現場の自動加工では,本来無人加工が可能であるが加工異常に対応するために,必ず人がそばに居て監視しなければならず,その異常の検知も匠による音での識別となるため,工場作業者当たりの生産性を現状以上に向上させることが困難である.
作業時間,無人運転時間,主軸回転時間などの機械加工関連情報が,それぞれワークIDおよび加工機IDと紐づけられて管理されている.一方で,ワークの流れ情報は別システムで管理されている.機械加工関連情報とワークの流れ情報は,データ的に紐づけるには外部データ同士で参照させて紐づける方法しかない.これらの情報が一元管理されていないため,せっかく取得したデータを有効活用させることができず,個別の集計による報告書にしか使われていない.


解決手段

機械製造現場の設備に対して,設備の稼働を監視できるセンサーとその情報をデジタル化するエッジコンピュータを設置して,無人で異常検知できるようにする.
更に,モノのID情報と設備IDとの紐づけ情報と,設備IDと設備の監視情報の紐づけ情報を一元データとする.


目指す姿

機械製造現場の自動加工において無人運転を可能とし,異常があったら加工装置を自動停止させる設備監視を実現する.
更に設備監視データをワークIDや設備ID,工具ID,治具IDなどと紐づけて活用できるようにすることで,設備稼働条件の最適化や,工具交換頻度,治具交換頻度の最適化が行えるようにする.