IVIより 新年のごあいさつ
2017年は“つながる工場”を世界に飛躍させる年にしたいと思います。
昨年は、3月の公開シンポジウムでIVIとして初めて20の業務シナリオに関する成果報告を行い、6月には一般社団法人として組織体制を整えました。さらに、IVIの業務シナリオ手法を静岡など全国4ヶ所に展開し、実証実験を支えるIVIプラットフォームへの取り組みも開始しました。これらの活動を踏まえた上で、今年の3月には2年目の活動成果としての“つながる工場”を実現する25の業務シナリオの発表を行います。今年も更に盛り上げるべく、会員の皆様、IVIを支援して頂いている関係者の皆様とともにこの活動に継続して取り組んでいきたいと思います。
これまでの取り組みは、欧米の取り組みに追いつくことが目的でした。しかし、日本の製造業が発展成長するためには、10年先、20年先を見据えて目線を日本から世界へ広く高くひろげる必要があります。欧米主導に従うのではなく、ドイツや米国に肩を並べて製造業の未来を切り拓く役割と責任を担う必要があります。こうした考えから昨年は海外の活動にも注力し、4月のハノーバーメッセや、5月のマニラ「Asia IoT Business Platform 7th」、10月の バルセロナ「IOT Solution World Congress」でIVIの活動を講演し、これが高く評価されました。
一方、「標準化」に関しては、昨年12月にスマートマニュファクチャリングのリファレンス・アーキテクチャー“IVRA(Industrial Value Chain Reference Architecture) Ver. 1”を独自に構築してこれを公開しました(リンク)。欧米主導で議論が進んでいる国際標準検討に、我々も参画して未来志向で製造業発展の一翼を担う存在を目指したいと考えています。IVIに参画するメンバーと関係者の思いをこの“IVRA”に込めて、日本から世界へ、未来志向で製造業に対する期待と思いを積極的に発信し、3年目を迎える今年、IVIの活動をさらに飛躍させていきましょう! 続きを読む “IVIレターVol.11(2017/1/18)”