IVI (Industrial Value Chain Initiative)とは
Industrial Value Chain Initiative (インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)は、ものづくりとITが融合したあたらしい社会をデザインし、あるべき方向に向かわせるための活動において、それぞれの企業のそれぞれの現場が、それぞれの立場で、等しくイニシアティブをとるためのフォーラムです。
IoTや自動化技術、ネットワーク技術など、高度で先端的な要素技術が時代を大きく変えようとしているなかで、得てして忘れてしまいがちな“人”の存在をあえてクローズアップし、人が中心となったものづくりが、IoT時代にどのように変わるか、変わるべきかを議論します。
ITによって、モノと情報を介した人と人との係り方、作る人と使う人との関係性を、あらためて問い直し、バリューが世界の隅々に行きわたるしくみを目指します。
フォーラムの目的
協調領域(各企業で共通のやりかた、あるいは共通にすべきやりかた)と、競争領域(各企業の独自技術で競争すべき領域)を切り分け、前者である協調領域をリファレンスモデルとして整理し共有することで、各企業の固有の技術が相互につながるしくみを構築することを可能とします。
これにより、広い意味でのものづくりが、それぞれの現場の垣根を越え、部門や組織の垣根を越え、企業や国や文化の垣根を越えてつながり、そこに参加したすべての人びとのバリューが相互に高まることを目指します。
- ものづくり競争力強化のための各種教育・研修
- ものづくり業務改革のための基盤技術の研究と支援
- ものづくりとITが融合したビジネスシナリオの研究
- ゆるやかな標準化のためのリファレンスモデルの開発
- IoTを活用したプラットフォームのための標準化の提案
- 会員相互の支援、交流、連絡その他共有する利益をはかる活動
- 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業
活動内容
IVIの活動として、以下に示すようなワーキング・グループとプロジェクトがあります。
ワーキング・グループ
共通領域を議論しリファレンスモデルとしてまとめます。
プロジェクト
各社の固有の技術を付加してビジネス展開を図ります。
沿革
- 2015年6月 任意団体としてインダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ設立
- 2016年6月 一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブとなる