【プレスリリース】第1回ASG(先進研究分科会)アワード決定!

インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(理事長 西岡 靖之 工学博士、以下IVI)は、2022年6月9日に第1回ASGアワードの審査結果を発表しました。2018年以降に活動した22のASG(先進研究分科会)の中から「ASG005:AI深層学習応用研究分科会」の優秀賞が決定しました。また特別賞には「ASG004:スマート製造標準化動向研究分科会」が選ばれました。ASGアワードは2018年のASG制度開始以降、活動中または活動を終了したASGの中から優秀な成果を残した分科会を表彰するものです。今回初めての選出となります。

 

<第1回ASGアワード 2022 選考結果>

【優秀賞】ASG-005
「AI・深層学習応用研究分科会」 主査:コンピュートロン株式会社 平田 俊明氏
受賞理由:業務シナリオワーキンググループ(WG)やほかのASGと連携して時系列データ解析を実施したことなどを評価しました。また人工知能学会誌(Vol.37 No.3 (2022/5))にも論文が掲載されるなど、IVI外部での活動も評価のポイントでした。

AI・深層学習応用研究分科会のホワイトペーパー

Vol.08 センサーデータ活用の事例とその技術」(62頁) 2021年8月31日発行

【特別賞】ASG-004
「スマート製造標準化動向研究分科会」 主査:株式会社安川電機 包原 孝英氏
受賞理由:IVIの枠を超えてIEC/SyC Smart Manufacturing国内委員会との意見交換を実施したことや、全160ページのホワイトペーパーを纏め上げたことなどを評価しました。

スマート製造標準化動向研究分科会のホワイトペーパー

V0l.04 スマート製造標準化動向 各国の動向と国際標準」 (本文108頁+付録)2019年10月8日

【総評】IVI理事長 西岡 靖之

ASGのこれまでの活動成果を本年度からアワードという形で表彰し外部へ向けて発信することになりました。斬新なテクノロジーを新たなイノベーションとするには、その用途開発や実際の製造現場のニーズとのマッチングが重要となりますが、そうした視点での取り組みはこれまであまり光が当たっていなかったのではないでしょうか。研究開発レベルの知識・技術は、ASGの取り組みを通して、より開かれたオープンな展開が可能となり、新しいタイプの知の拡散・貢献につながることを期待しています。“つながる”というキーワードをもとに、オープン・クローズのバランスを保ちながら、大きな価値・成果につなげたアプローチが非常に評価できると思います。

■ASG(Advanced Study Group:先進研究分科会)とは

2018年度より活動を開始し、これまでに22の分科会が発足しました。ASGでは課題解決に使えそうな“シーズ”や先進的テーマに1年~3年間かけて取り組んでいます。その成果の一部をホワイトペーパーとして外部に情報発信しています。

ASG一覧
https://iv-i.org/activities/asg/

ホワイトペーパー一覧
https://iv-i.org/downloads/whitepaper_asg/

インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)とは

IoT 時代におけるものづくりと IT の融合によって可能となる“つながる”ものづくりを、“ゆるやかな標準”というコンセプトをもとに実現することを目的として 2015 年 6 月 18 日に設立された製造 業を中心としたフォーラムです。IHI、オムロン、川崎重工業、神戸製鋼所、今野製作所、CKD、ジェイテクト、東芝、ニコン、日本電気、パナソニック、日立、ブラザー工業、武州工業、富士通、ベッコフオートメーション、マツダ、三菱電機、安川電機など国内外で 227社・団体、654名が参加しています。
(正会員:大企業69社、中小企業76社、サポート会員:大企業20社、中小企業46社、実装会員:7社、賛助会員:9団体、2022年5月26日現在)

 

<本件に関するお問い合わせ先>
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-3-28-302
TEL:03-6272-6021
FAX:03-6272-6023
電子メール:office@iv-i.org
インダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ 事務局(担当:鎌田正雄)
ホームページ:https://iv-i.org/

<報道機関からのお問い合わせ先>
IVI 事務局 担当:鎌田正雄
電子メール:office@iv-i.org