ワーキング・グループは、IVIの目的に応じた事業を行うための作業を行うためのグループです。
幹事会または各委員会がワーキング・グループの設置を承認します。たとえば、ビジネス連携委員会では、IVI業務シナリオをもとに、そこで挙げられた課題を解決するためのリファレンスモデルを明らかにする業務シナリオ・ワーキング・グループを組織します。
業務シナリオ・ワーキング・グループは、次の通りです。
業務シナリオの設定
ワーキング・グループが発足するにあたり、あらかじめ活動の内容を表す業務シナリオが必要となります。業務シナリオは、それぞれの企業において共通していると思われる現状や課題、解決手段、そして目指す姿を示したものとなります。また、その実現のための議論すべき共通モデル(つまり定義すべきリファレンスモデル)もわかる範囲で記述します。
なお、そもそも、そうした課題そのものが漠然としている場合、スタディー・グループとして業務シナリオそのものを議論するグループを募ることもできます。
申請およびメンバー募集
正会員は、業務シナリオをもとに、ワーキング・グループの提案が可能です。提案されたワーキング・グループは、すべての会員に告知され、最低3社(正会員2社)の参加があった時点で、設置が委員会によって承認されます。ワーキング・グループ発足以降であっても、進行上で大きな支障をきたす場合を除き、後からの参加も可能です。また、IVIメンバーは、ファシリテーターの許可を得て、それぞれのワーキング・グループにオブザーバー参加ができます。
ワーキンググループの人数制限
業務シナリオ・ワーキング・グループは、その議論を活性化するために、人数制限を設けています。ワーキンググループのメンバーは、正会員、サポート会員、または学術会員であるメンバーが10人を超えないように制限されます。ただし、オブザーバーとして参加する場合は、この制限にはカウントされません。
ワーキング・グループの運営
ワーキング・グループには、ファシリテーターとエディターを定めます。ファシリテーターは、グループの作業の流れを管理し、より価値のあるアウトプットが得られるように誘導します。エディターは、グループでの活動を記録し、アウトプットであるリファレンスモデルを示します。なお、活動期間は原則として、最大で12か月です。(3カ月で課題の設定、3カ月でシナリオの具体化、3カ月でモデルの実装、最後の3カ月でシステムの検証を行います)。