2017年4月26日、ドイツのハノーバー市にて、インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(以下、IIC)とインダストリアルIoT(IIoT)推進で連携する合意文書(MoU)に調印しました。この合意に基づき、IVIとIICは、インターネットの産業利用における相互運用、ポータビリティ、セキュリティおよびプライバシーを高めるために協力していきます。
IVIとIICは、以下の活動で協力していきます。
1.ユースケースの共有
2.IIoTのアーキテクチャに関する情報の共有
3.製造業におけるIIoTベストプラクティスの確立と共有
4.共同テストベッドの実施に向けた協業
5.その他活動における相互協力の推進
Jacques Durand 氏(IIC 理事・リエゾン委員会メンバー、Fujitsu North America, Inc. Director of IoT Engineering and Standards, IIC Liaison Officer to IVI and IIC Steering Committee Member)からのメッセージ:
IVIとの協業が、双方にとって利のある実り多いものとなることを期待しています。IVIは製造業、サプライチェーンを熟知しており、これらの成熟産業におけるIIoTの構築実績も豊富です。同時に、IICはIIoTベストプラクティスを、国や産業を超えてグローバルに調和させていく事が出来ます。
Richard Mark Soley氏(IIC代表、Executive Director, Industrial Internet Consortium)からのメッセージ:
IICは31か国の約260の会員企業から成り、27のテストベッドを展開する世界的な組織です。我々は、各国のIoT推進団体との緊密な協業を特に重要と考えており、この度のIVIとの連携がインターネットの産業利用をさらに推進する事を期待しています。
IVI 理事長 西岡靖之からのメッセージ:
この度、IICとの連携を深める事が出来、大変嬉しく思います。我々の、ボトムアップアプローチによる「つながる工場」のユースケースは、グローバルなリファレンスアーキテクチャの構築に貢献するものと信じております。