産業構造審議会知的財産分科会 第15回特許制度小委員会(平成28年8月3日、特許庁で開催)で西岡理事長が有識者としてヒヤリングを受けました。
西岡理事長からは、「第4次産業革命が意味する世界と知的財産制度に対する期待」と題するプレゼンテーションの中で、つながる工場やそのためのサービスを提供するプラットフォームの観点から、デジタルとアナログの境界、競争領域と協調領域の境界の再定義といったことが、知的財産制度における論点になるのではないか、との問題提起が行われました。
第4次産業革命に関する産業界の動向は、知的財産の専門家も関心を寄せるところであり、多くの質疑が寄せられ、活発な議論が行われました。企業間、顧客との関係が複雑化し、知財である新しい形の情報が生み出される中、現行の枠組みを超える法整備がなされる必要がある、中小企業においても特許制度を積極的に活かしていくべきだ、などの意見もありました。
特許庁 小宮義則長官とも挨拶を交わし、今後の政策提言への協力することとなりました。
→特許制度小委員会Webページ
https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/shingikai/tokkyo_seido_menu.htm