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IVIニュースレターNo.32 (2020/5/7)

 お待たせしました。2020年度最初のニュースレターをお届けします。
 この数か月で世の中がすっかり様変わりしつつあります。この大きな変化に適合することが生き残りには不可欠であるという認識に立って、IVIはその歩みを止めない、そのことを西岡理事長と西村代表幹事が言葉にしました。
 さらにスタートアップセミナーをライブ配信します。ご期待ください。


≪ 理事長より:IVIのこれから ≫

 コロナウィルス感染症の拡大により、世界が大きく変わろうとしています。歴史を紐解けば、人類とウィルスとの闘いは今回が初めてではありませんが、いま私たちはまさに、そうした歴史の渦の中でもがいています。これは現実であり、常に新たな意思決定と行動が求められています。人とモノと情報のグローバル化が進んだ現代、その生命線ともいえる人の移動、人と人との接触を極限まで制限したとき、社会はどのように変容するのか、変容せざるを得ないのか。これまで考えたことがない状況を想定した新しいソリューションを、それぞれの状況に応じて、それぞれ自分の頭で考えなければなりません。

 情報社会といわれて久しいですが、私たちの身の回りの情報、入手可能で利用可能な情報は、これから数年、コロナウィルスとともに生きて行かなければならない社会にとって、大きな何かが欠けているようです。デジタルトランスフォーメーション(DX)がその答えであるとも思えません。社会の根底にある人と人とのコミュニケーションの本質は、古代から現在にいたるまで、おそらく何も変わっていないようで、インダストリー4.0も、ソサエティー5.0も、すべてこうした人と人とのつながりを前提として成り立っています。

 そうだとすれば、ここで今一度、そうした原点に立ち返り、人を中心として社会はどうあるべきか、そして企業や団体は何ができるのかを考えたいと思います。人は生活者(消費者)として、そして生産者(働き手)として、情報から何を学び、情報とどのように接しているのか。そして、その後に、デジタルでできること、デジタルができること。こうした順序で考えていくと、逆に、デジタルでできないことが見えてきます。そして、それは、今回のパンデミックによって明らかになったことと、ほぼ一致していることに改めて気づかされます。

 コロナウィルスとの闘いは長期戦となる前提で、IVIはこれまでと同様に、“つながるものづくり”の具現化を目指し、デジタルとアナログの切り分け、そして協調領域と競争領域の切り分けのための手法やしくみを提供してまいります。地域を支える多くのサービス事業者が危機的な状況にある中で、そこで必要となるモノを生産し、情報とともに届けるのが製造業の役割です。モノに託された作り手の思いやメッセージは、サプライチェーン/バリューチェーンを通じて、人々に伝わります。 “つながるものづくり”を標榜するIVIにとって、ここが、踏んばりどころどころといってよいでしょう。いよいよ2020年度の活動が始まります。


 

≪ 2020年度 代表幹事より ≫

 みなさんこんにちは。20年度も代表幹事をさせていただく西村 栄昭(ブラザー工業)です。年度の初めとしてニュースレターに投稿させていただきます。
 昨年度、多くのみなさんが関わられた業務シナリオWG、先進研究分科会、地域セミナーなどの成果を世に問うはずの3月の春のシンポジウムが中止になってしまいました。まだこの“コロナ禍”の状況で20年度事業を再スタートできるか模索している最中です。古くはオイルショック後に低燃費車で世界を席巻した自動車産業のように、多くの危機は、多くのイノベーションを生み出してきています。今回の”コロナ禍“がどのようなイノベーションを生み出すのかまだ答えはわかりませんが、一つはサイバー空間での仕事の進め方に意識改革が生まれ大きく変革されることだと考えています。その考えのもと、ボトムアップ思考で現場に寄り添ったIVIの活動も少々意識改革をして、リモートでの業務シナリオWG運営なども考えながら取り組んでいきたいと考えています。参加の皆さんには変化を楽しむくらいの気持ちで引き続き20年度のIVI事業に参加していただければと思います。よろしくお願いします。


≪ 2019年度のアウトプット ≫

 昨年度の成果のいくつかを紹介します。

(1)『IVI業務シナリオ集2020』発行

 IVI業務シナリオ集とは、WGとして1年間活動された結果を、成果報告書としてOUT-PUTし、年度ごとに集約したものになります。
 2019年度は18のWGが活動され、2015年のIVI発足以降、100を超えるシナリオが完成しております。IVI会員の皆様には、入会口数に応じて配布させていただいておりますが、一般の皆様も、購入いただくことが可能です。購入をご希望される場合はIVI事務局 office[at]iv-i.org までメールにてお申込みください。バックナンバーも購入可能です。 ([at]の部分を@マークに置き換えてください。)

 なお、2019年度の特徴は、IVIの提唱するスマートシンキングを実行できる、IVIモデラーを全WGに標準展開し、業務の流れを演劇のシナリオのように役者を中心とし、18のチャートで描きながらシナリオを完成していったところにあります。現場系とIT系の1グループ10名前後の少数精鋭の構成で、現場のお困りごとを起点に、AS-IS、TO-BEを描き、システム構築から実装、そして実証実験までの活動となっております。
 IoTで工場がどのように変わるか、そのためにどのような技術が用いられているかを、理解できるようにしています。
 (IVIビジネス連携委員会 委員長 CKD水野)

(2)先進研究分科会(略称:ASG)パネル集

 IVI公開シンポジウム2020-Spring-で展示を予定していた先進研究分科会(ASG)のパネルを公開しました。

→ https://iv-i.org/wp/wp-content/uploads/2020/04/ASG_panel.pdf


≪ スタートアップセミナー開催案内 [5月14日(木)午後] ≫

 恒例行事が時期や形式の変更を余儀なくされている中で、恒例のスタートアップセミナーをライブ配信形式で開催します。是非ご参加ください。

日時:5月14日(木)13:00~17:00
申込み:
→ https://iv-i.org/wp/ja/2020/04/30/startup_seminar2020/

  YouTube配信、会員・非会員問わず聴講できます。
  「ものづくりアワード2020」の選考結果発表も行います。
 (なお、昨年まで開催していたウェルカムセミナーは行いません。)

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編集部から
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 春のシンポジウムも中止となり、IVIとしてのコミュニケーション力強化を活性化せねば、と思いながらも暗中模索が続いています。このピンチをチャンスに変えるべく、みなさんの忌憚ないご意見をお寄せください。

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【IVI総合企画委員会】
委員長 冨田 浩治、IVIニュースレター編集担当 木村 和生

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