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IVIつながるものづくりアワード2021発表!

 インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(理事長 西岡 靖之 工学博士、以下 IVI )は、2021年6月10日にIVIつながるものづくりアワード2021の審査結果を発表しました。
2020年度に活動した15の業務シナリオWGの中から「AI による製造ラインの生産性向上 第4弾:マツダ株式会社」の最優秀賞受賞が決定しました。

 
 2020年度は、コロナ収束にいたらなかったこともあり、シンポジウムでの発表も含め、すべての会合はオンライン開催となりました。3 密回避のために人の動きはかなり制限されますが、製造過程でのモノの運搬は止めることが出来ません。そんな止まらない現場だからこそ、改善魂も衰えることなく、課題解決に取組みました。また、今年は最優秀賞・優秀賞・敢闘賞に加え、「 IVI 公開シンポジウム 2021Spring」で最も関心を集めた「特別賞」、コロナ禍で 生活環境が一変した中で、最も目を引いた活動の「環境変化先取賞」を新設しました。受賞理由については、以下の通りです。

<IVIつながるものづくりアワード 202 1 選考結果>
【最優秀賞】
6C02「AI による製造ラインの生産性向上 第 4 弾 」
実施企業: マツダ 他
受賞理由: AI 活用のWG は、早4弾。今回も問題点の絞り込みがうまく出来き、活動の
結果はシンポジウムでの発表のみならず、成果報告書の作成まで、トータルで優秀な成績
をおさめられました。プラント運転という新しい分野への摘要をいただき、多くの企業の
共通課題でもありますボイラーの最適運転を狙った取組みでは、しっかり仮説を立てて検
証していくところが分かりやすくまとめられていました。エンジンの音については、デー
タ解析手法に真正面から取り組んでいました。これからさらに発展していくと感じられま
す。

【優秀賞】
6B01:
「生産設備の消耗部品の予知保全」
実施企業:栗田産業 他
受賞理由:医療用医薬品の錠剤包装機の金型メンテナンスに着目され、メンバー構成もあらたに、予知保全というオーソドックスなテーマに取組んでいただきました。短期間に傾向を掴むため、あえて実験用に金型を準備し、摩耗状態を再現させながらセンシングデータとの相関を見つけていったところが活動の特徴の一つです。またデータの解析では AI ソリューションをうまく利用していましたが、何種類かの解析ツールを同時並行的に試せた点はIVI ならではの、メリットでした。

【優秀賞】
6C03:
「人・モノの実績可視化―Ⅲ(次世代 IE 追究)」
実施企業:マツダ 他
受賞理由:物流職場での改善テーマです。フォークリフト作業中の動線を、迫力ある画像を使って解析し、固定であった守備範囲をフリーに変えた点は、データを使って作業者を納得させることにつながり、素晴らしい成果です。また動線の可視化からカラ走行も抽出しており、解析の手法も良いと思いました。さらに海外のカイゼン活動が、リモートでも行えるという非常に大きなインパクトを秘めた内容でした。カメラの有効利用としていろいろなテーマに使えそうです。

【敢闘賞】
6A01:
「検査の自動化プラットフォーム 活用天国」
実施企業:CKD 他
受賞理由:昨年培ったシステムをパッケージ化(プラットフォーム化)し、新たな困りごと(現場)での実用性と、シナ リオに基づいた現場の課題解決を目指すというダブルテーマの取組は発想がとても素晴らしかったです。デー タによる統計的な事実にもとづき、新たな気づきをうながすという流れもあり高く評価できました。データ解析 により相関を見つけ出して改善につなげている点は、堅実な実装にむけての取組と言えます。またメンバーの各々 の得意分野が活かされ、IVI ならではの活動成果と感じました。

【敢闘賞】
6E02
「マスカスタマイゼーションに効くつなげ方」
実施企業:IHI 他
受賞理由:企業間・企業内各部署間のバリューチェーンに必要な情報(品質、納期、進捗、等)が的確・適時に精度高く 得られない状態を打破すべく取組まれたテーマで、IVI の提唱するスマートシンキングで活用する IVI モデラー の活用が上手くできていました。そして製品構成や工程のマスターデータをもとに、進捗の生産管理につなげるというアプローチは、これから個別生産、一品生産が増えるにつれ期待できる領域です。すり合わせが上手いとはいえない日本企業は、生産進捗はメールや電話が主体で、ICT 活用はまだまだと感じます。BOM 共有等ですり合わせが出来るように、これからも啓蒙が必要です。

【特別賞】
6A03
「ダイカストシリンダーブロック素材品質向上 」
実施企業:三菱電機 他
受賞理由:IVI 公開シンポジウム 2021-Spring-における発表審査で、最も優秀だった WG に、特別賞を贈呈させていただきました。アルミ鋳造ラインの改善という困難な課題に取組まれ、とても高いレベルの実証実験および解析ができておりました。新たなセンサーを使うことで見えない所を見える化して、ダイカストの巣の発生メカニズムに迫った点は、素晴らしいと感じます。解析技術とセットで今後の不良削減に期待が出来る内容と感じています。

【環境変化先取賞】
6C04「製造工程(外観検査)のリモート化」
実施企業:ニコン 他
受賞理由:2020 年度は生活環境が一変したなかで、最も目を引く WG 活動だったということで、外観検査のリモート化に取組まれた 6C04 の皆様に、環境変化先取賞を贈呈いたしました。リモートワークが進んだといえども、生産現場での検査は Office のように一足飛びにそうはいきません。近い未来の現場のあり方を変えていくべく、遠くにいてもまるで現場に居るかのような TO-BE を描き活動いただきました。

【総評】2020年度IVIビジネス連携委員長 水野博之(CKD)
 生活環境が一変したこの一年、厳しい情勢で辛いことも多くありましたが、ひと手間加えてみんなが幸せ、知恵と工夫で前に進め!を合言葉に、“辛”の文字に“一”手間加え、 “幸”に変えていこうと活動してまいりました。通年ですと 1 回/月は、合同 WG としてメンバーが集い顔を見合わせ、活動をするという風景ですが、コロナ収束に至らなかったこともあり、すべての会合はオンライン開催となりました。WG 毎の現場実証実験は、感染拡大防止対策をしっかりとし、リアルな会合を持ちましたが、どうしても現場に出向くことが出来ないときは、現場を提供いただいております企業様のご協力を得まして、リモートでの実証実験も進めてまいりました。リモートワークが進んだといえども、生産準備は Office のように一足飛びにそうはいきません。近い未来の現場のあり方を変えていくべく遠くにいても、まるで現場に居るかのような TO-BE を描くことで、新たなテーマも幾つか生まれました。

インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)とは
 IoT 時代におけるものづくりと IT の融合によって可能となる“つながる”ものづくりを、“ゆるやかな標準”というコンセプトをもとに実現することを目的として 2015 年 6 月 18 日に設立された製造 業を中心としたフォーラムです。IHI、オムロン、川崎重工業、神戸製鋼所、今野製作所、CKD、ジェイテクト、東芝、トヨタ自動車、ニコン、日本電気、パナソニック、日立、ブラザー工業、武州工業、富士通、マツダ、三菱電機、安川電機など国内外で 241社・団体、699名が参加しています。
(正会員:大企業75社、中小企業73社、サポート会員:大企業26社、中小企業50社、実装会員:6社、賛助会員:11団体、2021年5月27日現在)

<本件に関するお問い合わせ先>
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-3-28-302
TEL:03-6272-6021
FAX:03-6272-6023
電子メール:office@iv-i.org

インダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ 事務局(担当:鎌田正雄)
ホームページ:http://iv-i.org/

<報道機関からのお問い合わせ先>
IVI 事務局 担当:鎌田正雄
電子メール:office@iv-i.org