解説「IoTの可能性と課題」5
さらに、こうした流れと並行して、国内においては2つの取り組みを提案したい。第1に、イノベーションの担い手である中小製造業、ベンチャー企業が、つながる仕組みを利用して、大手企業と対等に取引できる体制を構築するとともに、海外 […]
さらに、こうした流れと並行して、国内においては2つの取り組みを提案したい。第1に、イノベーションの担い手である中小製造業、ベンチャー企業が、つながる仕組みを利用して、大手企業と対等に取引できる体制を構築するとともに、海外 […]
ただ、現時点では課題も多い。その筆頭が標準化の問題である。「モノとモノ」、「コトとコト」がつながるためには、企業を超えた共通のルールや決め事が必要となり、それぞれに関する標準化が要求される。日本の多くの製造業は、これまで
IoTは「モノ」のインターネットと訳されるが、正確には「Things」、つまり「コト」のインターネットである。身の回りのあらゆる「コト」が必要に応じてデータ化され、グローバルに識別可能なタグが付けられ、それがネットにより
IoTとは、身の回りのあらゆるモノが、インターネットにつながっている状態を指す。ネット上でモノを識別するためのアドレスが事実上無限に用意され、さらにはデジタル技術の進歩とデバイス価格の低下により、そうした状態に移行する準
この小論は、日本経済新聞2015年7月10日朝刊の「経済教室」に掲載された内容をもとに再掲しました。 政府の「日本再興戦略」改訂2015が指摘するように、少子高齢化が進む日本が今後さらなる発展を遂げるには、生産性を劇的に
【6】 中小企業に向けて、ICTの活用に関するアドバイスや、導入を後押しするメッセージを、お願いいたします。 中小企業にとって、ICTの導入はとてもハードルが高いのは事実です。ひとつの原因は、コストや効果があらかじめ見積
【5】 あらためて、日本のものづくりは、これからどのような方向を進んでいくと予測されますか。また、「つながる」ための技術は、いかなる発展を遂げていくとお考えでしょうか。 日本のものづくりは、今後10年くらいは、このままの
【4】 日本企業の「強み」とは、どこにあるとお考えでしょうか。その個性を生かしながら、ICTとの融合を進めていくには、どのような視点が大切だと思われますか。 日本の企業の強みというよりは、日本人のものづくりに対する姿勢、
【3】 例えば、中小企業のものづくりとICTが融合した例として、どのようなケースがあるのでしょうか。その内容や成果、あるいは表面化した課題について、お聞かせください。 生産現場のICT化、あるいはものづくりとICTの融合